イーグレットツー ミニは、タイトーが2022年3月2日に発売した卓上サイズのアーケード筐体型ゲーム機です。
1978年から1990年代にゲームセンターで稼働していたタイトルを40本内蔵し、本体単体の価格は18,678円。
今回は、この機種を発売時にスルーしていた自分が、半年後にようやく手を出し、結果的に評価が180度変わってしまった話をまとめます。

同じ本体を3台買う男
実はうちにはイーグレットツーミニが3台あります。
アラブの石油王じゃあるまいし、同じゲーム機を3つも買うなんて正気の沙汰とは思えませんが、一応理由がありまして。
1台は最初から収録されているオリジナル作品プレイ用
2台目はサイバースティック作品専用機としてデスクに固定
3台目はいちいち抜き差ししなくていいように、追加SDカードプレイ用
至極、まっとうな理由です。
ちなみに奥さんは部屋に入ってきて↓この状況を見たとき、

「なんで同じのが二つもあるの!?信じられないバカじゃない?」言っていましたが、離れたところにあるもう一台には気づきませんでした。

3台目があると知ったらどんな反応だろうな(汗)

たぶん自分の目にしている光景が信じられず、新手のスタンド使いから遠隔攻撃を受けていると思うかもしれません。
発売時にスルーした理由|フルセットで5万円という価格
発売当時、実は自分はこの機種をスルーしていました。
理由は単純で、値段です。
本体一式だけでなく、専用コントローラーや特典を含めた初回限定の「フルパッケージ 豪華特装版」は49,478円。
当時のミニゲーム機の相場からすると、かなり高額な部類でした。

本体のギミックや付属品の内容を考えれば妥当な価格だとは思いつつ、PS5も同じ価格帯ということもあり、同じゲーム機というジャンルでどっちを選ぶのかという思いから手が出ませんでした。

現在は円安で半導体不足や物価高などもあり、ゲーム機はとんでもない価格。もし今5万円でこのセットが出たら、「やっっす!タイトー社内ってペソが通貨なん!?」と思うでしょう
タイトーへの思い入れが薄かったことも大きい
もうひとつの理由が、タイトーというメーカーへの思い入れの薄さです。
「アルカノイド」は好きだったんですが、正直なところタイトーの作品は大手他社の人気作をモチーフにしたようなものが多いという印象を持っていました。
作品というより、感情的にちょっと距離を置いてたといいますか。
結局購入したのは発売から半年ほど経って値崩れしたタイミング。
このときの判断基準は「アルカノイドをパドルで遊べるだけでも元は取れる」というものでした。
買ってみたら評価が180度変わった
実際に触ってみると、当時懸念していた「価格に見合うかどうか」という不安は、良い意味で外れました。
まず本体の作り込みです。
他のミニより一回り大きくどっしりしたフォルム、レバーやボタンの感触がしっかりしていて、連打してもガタつくような安っぽさがありません。
画面もゲームに合わせて縦横に回転する仕組みになっていて、当時のアーケード筐体の遊び方をそのまま小さいサイズで再現しているのが伝わってきます。

そして肝心のソフトのラインナップも粒ぞろいです。
他社作品に似ているという先入観で敬遠していたため逆に新鮮、実際に遊んでみるとどのタイトルも普通に面白く、飽きずに遊べました。
「安くなったから」という消極的な理由で買ったはずが、気づけば一番稼働時間の長いミニ機になっていたくらいです。


毎年SDカードで収録タイトルが増えていく
イーグレットツー ミニのもうひとつの魅力が、発売後も専用SDカードでタイトルが追加され続けている点です。
発売年から3年連続でタイトーの過去の人気作を収録した「アーケードメモリーズ」を発売。

さらに2025年からは新シリーズ「アーケードコレクション」も展開が始まっており、ほぼ年に一度のペースで新しい収録タイトルが追加され続けています。
知る人ぞ知るような作品にあらためて出会えるのも、この積み重ねがあってこそだと感じます。

こういうのって大抵言いっぱなしで、企画倒れに終わることが多いんですよね。
イーグレットは企画倒れどころか6回も追加SDを発売。
「次こそ冷蔵庫の整理絶対やる」と言いながら、5年前の桃屋のごはんですよ!がでてくるウチとえらい違いです。
今なお現役で拡張が続いているミニ機
数年前は各社からさまざまなミニアーケード機・ミニコンソールが発売されましたが、その中で今も新作追加や周辺機器の再販が続いているのは、自分が知る限りイーグレットツー ミニくらいです。
これはひとえに、レトロゲームへの深い愛情をもって開発に取り組んでいる制作陣の情熱と、それを支えるファンの熱量のなせる業だと思います。
メーカーとしてコミュニティを展開していく喜び、ファンとしてそこに参加し発展させていく喜び。
イーグレットツーミニを語るとき、みんな自然と笑顔になるのはこれが理由ですね。
それでは、良いゲーミングライフを♪



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